毛根の根本にある毛母細胞は新しい毛をつくりだす細胞です。
毛母細胞が分裂したとき2個の細胞のうち1個は毛母にとどまって次の分裂に備え、もう1個は毛の細胞となって角化していき、次々に分裂してできる新しい細胞によって毛穴の表面に押し上げられ毛を形成します。
毛母細胞の間にはメラノサイトという色素細胞が散在していてメラニンをつくり周囲の毛母細胞がこれを取り込むことで毛に色がつきます。メラノサイトが働かなくなるとメラニンができずに白髪になります。
名は体を表すと言いますが毛母細胞はその名のとおり毛の母親のような存在ですね。