ニュースNews

光の種類

前回、光の性質や特性について書きました。

では光にはどのような種類があるのかを書いていきます。

自然光(太陽光)

自然光は、太陽光(Sunlight)とも言い、太陽が放つ光です。 太陽の光は、私たちにとって日頃なじみ深い光ですね。

太陽光として太陽から放出された光は、地球の軌道付近で約1.37kW/㎡(太陽定数)のエネルギーを持ちます。 これが地球軌道上の人工衛星が受光できるエネルギーとなります。

 

太陽光に含まれる放射線はほとんどが大気で遮断されます。また有害な紫外線も成層圏のオゾン層で90%以上がカットされます。

そのほかに可視光線、赤外光も大気圏中での反射・散乱・吸収などによって平均4割強が減衰してから、地上に到達します。

 

大気を通過する距離が変わるため、地上の各地点で受光できるエネルギー密度は緯度や季節、時刻にしたがって変化します。

a1130_000328

電磁波(放射光)

電磁波は、空間の電場と磁場の変化によって形成された波、波動のことです。

空間そのものにエネルギーを持って振動する現象があるため、波を伝える媒体となる物質(媒質)が何も存在しない真空中でも伝わっていくと考えられています。

電磁波は基本的には空間中を直進しますが、物質が存在する空間では、(吸収・屈折・散乱・回折・干渉・反射)などの現象が起こります。

a0002_002224

紫外線

紫外線と言うと、お肌の敵などと良く耳にします。

英語のUltravioletからUVと略されます。

赤外線が熱的な作用を及ぼすことが多いのに対し、紫外線は科学的な作用が著しく、このことから「化学線」とも言われます。

なんとなく悪いイメージがある紫外線ですが、生体に有用な作用として殺菌消毒、ビタミンDの合成、生体に対しての血行や新陳代謝の促進、 皮膚抵抗力が高まるなどがあります。

a0002_004062